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夢のなかでかつて住んでいたアパートの1室

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人間の脳にはポツンとひとつ回路が残され、それが何かの拍子に再生されることがあるんですね。
昨夜、十数年ぶりに同じ場所を訪ねる夢を見ました。
それはアパート1階の小さな1室です。
向かって右から2番目か3番目か、僕は久方ぶりにそのアパートを訪ねます。
かつて僕はその1室を借り、日常からの逃げ場所としてときどきひとりで寝泊まりしていました。
上着をかけるハンガーが1本。それと畳の上に敷く寝具が一式。家財といえばそれきりです。
でもなんともそこが心地よかった。よくカップ麺をすすりながら、窓から向かいの雑木林を眺めたものでした。
さて今回もどこか見知らぬ土地で仕事を終えた後、そこに泊まろうと向かいますが
いまはもう誰か別のひとが住んでいる様子で部屋に入ろうという気になれません。
たしか先月までずっと家賃を負担していていたことを思い、ずいぶんと無駄なことをしていたものだと後悔します。
僕は高台に立ち、最寄り駅の場所を探しますが見当がつかない。これはよくあるシチュエーションで、駅にたどり着けず、本来の家に帰れないというパターンです。
たとえ駅にたどりつけたとしても家のある駅の路線の切符が買えない、そもそも切符売り場が見つからない、大きなステーションでなぜか乗換駅の路線の通るホームに地下から上がれない、そこに向かう列車がいま出たばかりとかいうストーリーばかりです。
夜になり仕方なく暗くぬかるんだ土の路でタクシーを拾おうとするも1台も通らず、途方に暮れます。
とりあえず荒れ地のなかの小さな飲み屋街に入り、1件の店で酒とつまみを注文。まあ、このまま朝を迎えれば何とかなるであろうと盃を傾けることに。
覚えているのはここまでで、たぶん異なるシチュエーションへと転じて行ったのでしょう。夢としては久しぶりに長い展開で、眠りが深かったのか、単にレム状態が長かったのかわかりませんが、目覚めの満足度は悪くありませんでした。
それにしても久しぶりに登場したあのアパートの1室。やはりノックしてみていまはどんな人物が住んでいるのか確認しておくべきだったなと妙に反省している自分がいました。
夢って、自由なようでいて、へんな自制心が働くものなんですね。

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