癒し

オカシミ

爺、村の新年会で秘密を抱え込む

2020/1/27    

昨日は村の班の新年会でした。10戸からご夫婦(親子)で参加するのが原則ですが、うちのように容易ならぬ家庭は単身での参加も認められています。 飲食店の一室を借り切った、送迎バス付の昼間の宴会。会費は料理代金として一人5000円。当年度の班長と翌年度の班長が折半で乾杯用のビール10本を自腹提供するのが決まりでした。ただ近所に飲み放題のお店がオープンしてからはそちらに鞍替えし自腹の決まりもなくなりました。会費からの持ち出しを気にせず各自自由に飲み物が注文できるようにもなりました。 10戸のうち呑み助が2人。僕ともう一人、体格の良い50代の若旦那です。席は当然近くに。「隣をハズした」とならないためのみんなの誠意と防衛です。 当日は雨模様で冷 ...

フルサト

母の菜園から

    実家の庭先に20坪ほどの家庭菜園がある。 亡くなった父が撮影した25年前の写真を見ると菊が咲き誇っていた。 さらに十数年遡ると、そこで祖父が倒れた。脳梗塞を起こし、立ち上がろうとしたのか菊の根元を握っていたという。 僕が子どもの頃、そこを含む一帯は広い田で畝にはユスラウメの木が並んでいた。なんでも食べ過ぎる僕はその実で疫痢に掛かったことがある。 土地に歴史あり。長く生きると何にでも愛着が沸く。 その土地が菜園になったのは母が実家でひとりとなってからである。珍しい野菜が好きで、横の路を通る友人から「それは何?」と尋ねられるのを喜びとしていた。 つれあいが先日八百屋さんでフラクタルがおもしろいカリフラワー「ロ ...

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カゾクト ココロノ

キルタンサスで画像を検索してみて

2020/3/2    , ,

LINEの途中でつれあいがこんなトークを送ってきました。 「話は変わりますが、キルタンサスって花、懐かしいので暇な時に画像を検索してみて」 さっきまでやりとりしていたので忙しいわけがありません。僕はGoogleに「キルタンサス」と入力してみました。   キルタンサスの花:輝ぼうさんによる写真ACからの写真   小さなラッパのようなピンクの花です。たしかにどこか馴染みのある植物。しかし、いつ、どこでこの花を知ったのか、記憶に留まるほどじっと眺めていたのか、具体的な情報をたぐることができません。 そんな返信をすると、飽きれたと言わんばかりの新たなトーク。 「あらまー忘れ切ってるな! ○○の頃、●●おばあさんからもらっ ...

ココロノ

失った親友のこと。それから十数年後に思うこと。

2020/2/11    

2007年1月31日、僕は親友Kを失った。 いつものように夕方、近くの公園のグラウンドに出掛け、8kmを走り終えたあと、スマホのメールを確認すると奥さんから今亡くなったとの知らせが入っていた。 僕は家に帰り、着替え、千葉のがんセンターに駆けつけた。 病室に入ると、奥さんと二人の若い息子は部屋の隅に座りうつむいていた。僕は彼の手を取りその冷たさを確認した。ただ黙って彼の死に顔を見た。感情の吐露は家族に対して失礼だと思った。だから僕は静かにKの死を認めた。 Kは小学3年生のとき僕らの学校に転校してきた。きつい女先生の指名で国語の教科書を読まされたときいきなり泣いたという。二クラスしかない隣りの組での出来事を耳にし、僕は笑った。 でも、そ ...

フルサト

イブの朝ほっかほかのローストチキンがやってきた

2019/12/26    

クリスマス・イブの朝、近くの住宅団地に住むおかあさんがローストチキンを届けてくれました。 てかてかにあぶり蒸された大きな鶏もも肉はまだ湯気が出そうなほど温かい。聞けば今朝調理したばかりの、できたて。自分の母が食べやすいように骨なしで毎年作っているのだそうです。 「何人でお住まいかわからなかったもので」と顔の知れた母と僕のために2枚持ってきてくださいました。 昔、お肉屋さんをやっていた祖母から教えてもらった作り方とのことで、美味しさはきっと間違いなし。居合わせた母といっしょに大騒ぎで受け取りました。 このおかあさんは今年からうちの空き農地で家庭菜園を始めた方。心のこもった手料理はそのお礼の品でした。 わが家では農地を近くの住宅団地の方 ...

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