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癒し

オカシミ

カタカナがおしゃれなのは海外だけだぞ

2019/6/21    

    息子一家がディズニーシーへ行ってきた。おみやげにおバカTシャツを買ってきてくれた。     カタカナの大書が相当であるが、カラーのパッションもなかなかだ。父の日のタイミングに、還暦のお祝いである。 当日は修学旅行の中学生が多く、男子がお揃いで着ているのを見て、これに決めたそうだ。まあ、精神年齢にさほど違いはないから怒るわけにもいくまい。 孫娘ちゃんは、到着早々、レゴブロックを始め、リゾートハウスをつくりながら「あとでおじいちゃんにプレゼントするんだ」とつぶやいたので、なんと優しいと感激していたが、なんのことはない、このTシャツのことだった。 おやつの後、息子から孫娘ちゃんに包みが渡され ...

フルサト

いただいた服が恐い

2019/5/7    

亡くなった方の服をいただいた。 四十九日の法要を終えた翌日、遺品整理にはまだ早いはずだが、奥様がわざわざ実家に届けてくれた。 精進落としで座を盛り上げてくれたお礼の気持ちということらしい。仏事でにぎやかし、も変な話だが、田舎のことゆえ大らかである。酒(「さ」の神の気)が入った者どもの笑いは弔いだ。 故人は背が高く骨太だった。やや細身の倅さんには大きいのだろう。タンスの引き出しの奥に大切にしまわれていたと思われる暖かそうなカウチンセーターやシャツなどが数着、冬に帰ってきたときの寒さしのぎになればと、実家の縁側に広げられた。 行年81歳である。コントラストのはっきりした大柄の模様が気持ちの若さを物語っていた。生前、身だしなみに気を使って ...

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オカシミ

妻の爆発

2019/4/17    

これは木箱にボタンを貼り付けたものです。作者はわがつれあい。断捨離を進めていたら食器棚の奥から出てきました。 だいたい手を動かすのが好きな人で、モノ作りを生業としているにもかかわらず、あるいはだからか、暇になると〇〇作りに手を出します。 そちらに没頭し始めるといつの間にか仕事が入るという具合で、商売の縁起担ぎの側面もあるようです。 しかしこの箱、どんな用途を目論んでいたのでしょう。聞くと使うのが目的ではなく、作ることが目的だから、特に用途などないとのこと。はい。聞いた僕が野暮でした。 minneなどで処分できないか、ふと考えましたが、クレームが返ってくるのがオチなのでやめておくことにしました。 何かを生み出すのが好きなひとは、それが ...

フルサト

あんただから言わせてもらうけどね

2019/4/16    ,

「あんただから言わせてもらうけどね」 それはつい2ヵ月前、故郷の新年会で諍いが起きたとき、その一方の当事者であった幼なじみを柄にもなく諭すために使った言葉。 そっくり同じ言葉を今日、亡き父の親友からいただきました。 本来の要件は別にありました。電話で話し終えた後、おもむろに「気になっていることがある」と切り出されます。 庭に枯れ木が放置されていて、縁起がよくないとおっしゃるのです。いえ「縁起」などと直接的な物言いはされませんでした。正しくは「何かあるといけないと思ってね」と。 実家の母は雑草が生えてくるのが大嫌いで、狂ったように除草剤をまきます。それがサツキやツツジなどの低木の葉にも掛かり枯らしてしまうのです。冬場はさほど目立ちませ ...

フルサト

バナナの皮

2019/3/23    

Sは高校時代の友人だ。小中と同じだったが、シンパシーを感じ始めたのは高校からだった。きっかけは麻雀である。誰が言い出しっぺか忘れたが、僕らは休日の夜になると友人の勉強部屋で卓を囲んだ。 Sは誰もしゃべらなくなると、よくひとの鼻息を指摘した。寝ながら打っているとちゃかすのだ。じつは鼻息を一番立てているのはいつもSで、それをネタにやり返すと、いつしかたのしい雰囲気が場に戻った。彼のドラ牌含みのチートイ(七対子)にはよく苦しめられたものだ。 その頃、新婚ほやほやの小学校時代の恩師に招かれ、72時間連続で麻雀を打ったことがある。ご夫婦にとって初めての正月だった。最初は笑顔だった奥さんは、三日目の夕方にはとうとう顔も食事も出さなくなってしまっ ...

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