Wink「愛が止まらない」の歌詞「せつなすぎるバラード」はビリー・ジョエルではないか説

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まったく今頃どうしたんだい?とびっくりされるかもしれませんが、往年のアイドルデュオWinkのお話です。
ことのはじまりは、僕がsorayori外のTwitterでフォローさせていただいている方の「カーレディオ流れる切なすぎるバラードとは誰が歌う、なんという題名の曲?」という趣旨のツイートでした。

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最初僕は「カーラジオ」と「切なすぎるバラード」の二つのキーワードからRCサクセションの「スローバラード」が思い浮かびました。「市営グランドの駐車場」で「カーラジオ」から流れてくるアレです。
ク〇リプを承知でコメントしてみると、間もなく「Winkではないか?」のリプライ。
あわてて検索してみると、ありました、まさにそのフレーズの歌が。
1988年11月リリースのWink「愛が止まらない」の出だしの歌詞がまさに「Car radio 流れる せつなすぎるバラードが」でした。
僕は最初のツイートで「シーン」を想像していたのですが、「歌詞」そのものだったんですね。

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でもこれで問題がスッキリ解決したわけではありませんでした。
となると「その『せつなすぎるバラード』は誰の、なんという曲なのか?」という新たな謎が生まれてしまったのです。
そこで重ねてネット検索を試みるとWink「愛が止まらない」は「作詞・作曲:Mike Stock、Matt Aitken、Pete Waterman、日本語詞:及川眠子」であることが判明します。
そして正式な題名は「愛が止まらない 〜ターン・イット・イントゥ・ラヴ〜」であり、さらにオーストラリアのシンガーソングライターKylie Minogueにより1988年の同時期にリリースされた「Turn It into Love」の日本語カバーとして位置づけられていることも。
どうやら「せつなすぎるバラード」の正体を鍵を握るのは「作詞」のクレジットを握る「Mike Stock、Matt Aitken、Pete Waterman」のお三方にあるようです。

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そこに絞って検索するとすぐに出てきました。

ストック・エイトキン・ウォーターマン (Stock Aitken Waterman) (頭文字を取ってSAWとも呼ばれる)は、イギリスの音楽プロデューサーチーム

出典:ウィキペディア

それぞれの役割を調査してみると全員に「songwriter」の記述があり、誰が「作詞」を担当したのか判然としません。
そこで次善の策として誕生日を調べてみました。
Mike Stockは1951年、Matt Aitkenは1956年、Pete Watermanは1947年であることがわかりました。
仮に「愛が止まらない」で描かれる「カーラジオから流れる切なすぎるバラードが、友だちの一線を越えさせた」シーンが彼らのうちの誰かの実体験であったとすると(ホントにおバカな仮説ですが)恐らく英国で自動車運転免許取得が可能となる17歳以降の話ではないかと思われます。
つまりこの“事件”は早くてもPete Watermanが思春期を迎える1964年以降に勃発していることがわかります。
あるいは最年少のMatt Aitkenが書いた詩なら1973年以降ということになります。
詩の完成がリリース直前の1988年であったとすると“事件”は1964年から数え24年の間に起きた計算です。こうなるとUKでヒットした「せつなすぎるバラード」の候補は膨大な数に上るでしょう。実体験から曲を絞るのはどうやら難しいようです。

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しかし僕はあきらめませんでした。当時売れっ子の音楽プロデューサーチームが1988年のティーンエイジャーが知らない曲を想定するはずがありません。
まずターゲットがKylie Minogueのオーストラリアにあるとすると、こちらも自動車運転免許取得が可能となるのは17歳以降であることから「1988年-17歳=1971年」誕生となります。そしてそこから彼・彼女たちがポップミュージックに興味を示し始める1970年代後半以降にヒットした「せつなすぎるバラード」ではないかと思われます。

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探してみたら、なんとドンピシャの曲があったではないですか。
それが1977年9月にリリースされたBilly Joel(ビリー・ジョエル)の「Just the Way You Are(素顔のままで)」です。
これ、僕も大好きな曲なんですが、よくご存じの方は「あれ?歌の世界が違うくない?」と思われるかもしれません。
はい。確かに「Just the Way You Are」が描くのはすでに恋人(夫婦)になって時間が経過したカップルの物語です。
ただ決定的なフレーズが存在していました。

I need to know that you will always be
The same old someone that I knew
僕がよく知っている
昔のままの君でいて欲しい

出典:LyricList(りりっくりすと)>Billy Joel 歌詞和訳

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時間軸を「僕がよく知っている昔」にスライドさせてみてください。
もし「愛が止まらない」の二人がカーラジオでこのフレーズを聴いたら、恋心が一気に燃え上がるのではないでしょうか。なぜなら「Just the Way You Are」は二人の理想的な未来像であり、主人公の「昔」とは、今現在の私たちであることに気づくからです。
よって「せつなすぎるバラード」の正体は断然「Just the Way You Are」ではないかと思った次第です。

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この問いに正解はありませんが、Winkとビリー・ジョエルだなんて思わぬ結びつきを発見したのでうれしくてブログにしてみました。
では、あらためて、この曲でお別れです。

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