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カゾクト

妻(つれあい)と娘と、独立した息子夫婦と孫娘ちゃんにまつわる出来事。基本的にわが家の女性陣が僕に厳しいことと孫娘ちゃんがひたすら可愛いということを綴っています。おのろけもたまにあり。

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夫の顔を忘れた母

2020/2/27    

母が、父の顔を忘れたと言う。 「これといった特徴がない平凡な顔立ちだった」と笑う。 「だからときどき遺影を見るようにしている」のだそうだ。 古い家だから天井が高い。長押から上も相当の高さがあり、仏壇の側には昔から大きな遺影が飾られている。祖父、祖母の隣りに父が鎮座ましましており、三人そろって微かな笑みを広い座敷に投げかけている 父が亡くなって19年経つ、記憶力の低下と母に指摘するのは酷だろう。しかし続けて妙なことを話し出した。 僕の妹が遺影を見上げ「中の写真だけ取り出したら、けっこう男前に見られるんじゃない?」と言ったそうなのだ。「あたしは、ぜんぜんそうは思わない」と僕に否定してみせる。 妹が父をイケメンと見なしていたとは初耳だった ...

カゾクト ココロノ

キルタンサスで画像を検索してみて

2020/3/2    , ,

LINEの途中でつれあいがこんなトークを送ってきました。 「話は変わりますが、キルタンサスって花、懐かしいので暇な時に画像を検索してみて」 さっきまでやりとりしていたので忙しいわけがありません。僕はGoogleに「キルタンサス」と入力してみました。   キルタンサスの花:輝ぼうさんによる写真ACからの写真   小さなラッパのようなピンクの花です。たしかにどこか馴染みのある植物。しかし、いつ、どこでこの花を知ったのか、記憶に留まるほどじっと眺めていたのか、具体的な情報をたぐることができません。 そんな返信をすると、飽きれたと言わんばかりの新たなトーク。 「あらまー忘れ切ってるな! ○○の頃、●●おばあさんからもらっ ...

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注文できなかったクリスマス・イブのボルシチ

2019/12/24    

僕が24歳で、つれあいが22歳のクリスマス・イブ。銀座で待ち合わせ、食事デートをした。 出会って3ヵ月で同棲した、その5ヵ月後のことだ。 バブル景気がまさに始まろうとする恋人たちの聖夜に、僕はどこにも予約を取っていなかった。風来が好みといえば聞こえはいいが、有り体に申し上げれば怠け者。段取りが面倒くさいだけだった。そうした本性を知る最初の事件だったのかもしれない。 北風の吹きすさぶ街を、何件も店を訪ね歩き、二つの席にようやくありつく。ほうほうの体で着席し、手をすり、両手で頬を温め、急いでメニューを広げると1品ほぼ3000円以上のものばかり。「ボルシチ?いいじゃない!」などとさっきまで軽口をたたいていた僕は青ざめる。 後に知るのだがそ ...

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母との同居日記009:温かいものは温かいうちに食べてほしいのです(解決編?)

2019/12/15    

というわけで、なるべく母の朝の用事が済んでから食事を出そうと、台所で様子をうかがいながら待機するこの頃でした。 しかし本日、ついに大幅な朝寝坊。7時の定刻を過ぎても起きる気配がありません。 そうでしょう。そうでしょう。よくわかります。このところ気温が低くてなかなか布団から出られない。僕もそうです。しかし朝食を作らなくてはならない義務感から、エイヤっと飛び出ているのであります。 たぶん母が独り暮らしのときは気ままに朝寝坊ができたのでしょう。ぜんぶセルフですから、どうにでも手が抜ける。 ところがめんどうなことに毎朝定刻に食事が用意されるようになってしまった。生活のリズムを息子に合わせることの煩わしさにいささか困惑しているかもしれません。 ...

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母との同居日記008:温かいものは温かいうちに食べてほしいのです

2019/12/10    

またグチです。お見苦しい部分もあるかと思うので、苦手な方は閲覧を中止してくださいね。 行動を正そうと進言するとモラハラになるし、仕事を取り上げてしまうとボケが進みそうで悶々としております、という話です。 昔々、知り合いの女性から離婚したご友人の話を聞きました。「あなたも注意しなさいよ」というご忠告です。 そのご友人はお料理自慢で旦那様のために丹精込めて食事の用意をしていました。しかしその旦那様、料理が出来上がっても、なかなか食卓につこうとしない。呼んでも生返事ばかりで、そのうち料理がどんどん冷めていく。せっかく美味しいものを作ったのに、美味しいうちに食べてくれないことが、どうにも我慢できなくなったそうです。 そればかりが離婚原因では ...

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