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ココロノ

ふと思い出したしみじみとした話、あるいは心にふわっとわいた考えを、とりとめもなく綴っています。巷の喧騒は基本スルーですが、ガマンがならぬことはあえてキツめに言わせてもらいます。

カゾクト ココロノ

キルタンサスで画像を検索してみて

2020/3/2    , ,

LINEの途中でつれあいがこんなトークを送ってきました。 「話は変わりますが、キルタンサスって花、懐かしいので暇な時に画像を検索してみて」 さっきまでやりとりしていたので忙しいわけがありません。僕はGoogleに「キルタンサス」と入力してみました。   キルタンサスの花:輝ぼうさんによる写真ACからの写真   小さなラッパのようなピンクの花です。たしかにどこか馴染みのある植物。しかし、いつ、どこでこの花を知ったのか、記憶に留まるほどじっと眺めていたのか、具体的な情報をたぐることができません。 そんな返信をすると、飽きれたと言わんばかりの新たなトーク。 「あらまー忘れ切ってるな! ○○の頃、●●おばあさんからもらっ ...

ココロノ

失った親友のこと。それから十数年後に思うこと。

2020/2/11    

2007年1月31日、僕は親友Kを失った。 いつものように夕方、近くの公園のグラウンドに出掛け、8kmを走り終えたあと、スマホのメールを確認すると奥さんから今亡くなったとの知らせが入っていた。 僕は家に帰り、着替え、千葉のがんセンターに駆けつけた。 病室に入ると、奥さんと二人の若い息子は部屋の隅に座りうつむいていた。僕は彼の手を取りその冷たさを確認した。ただ黙って彼の死に顔を見た。感情の吐露は家族に対して失礼だと思った。だから僕は静かにKの死を認めた。 Kは小学3年生のとき僕らの学校に転校してきた。きつい女先生の指名で国語の教科書を読まされたときいきなり泣いたという。二クラスしかない隣りの組での出来事を耳にし、僕は笑った。 でも、そ ...

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ココロノ

「人生を楽しむんだよ」と叔母は言った

2020/1/18    

「人生を楽しむんだよ」と叔母は言った。あのひとらしい直球のアドバイスだった。 Photo by Jeffrey Czum from Pexels お歳暮のビールが届いた、とのお礼の電話。「エビス」はちょっと高いので家に残る娘さんが飲む。今年は「一番搾り」だったので、旦那さんが「俺のものだな」と喜んだという。変な家族である。 夏には嫁に出した下の娘さんの義父母の知り合いという農園に注文し豪華な葡萄の箱詰めを、秋には旦那さんが兄に米30kgを注文し贈ってくれる。それに対するわずかな返礼だ。 申し訳ないので、ある年断ろうとしたら旦那さんに「わかってないなあ」とたしなめられてしまった。 叔母は父を含む四人兄弟の末っ子だ。旦那さんも東北生まれ ...

ココロノ フルサト

納屋でみつけた八丈島の焼酎は亡父からのギフトか

2020/3/2    

実家の納屋を片付けていたら未開封の焼酎を発見しました。 八丈興発の麦焼酎「情け嶋 25度 700ml」と芋焼酎「鬼ごろし 25度 700ml」。 酒好きの父のこと。大切にしまっておいたものの、体を壊し、そのままになってしまったのでしょう。 発見した場所は昔牛小屋だったあばら家のコンクリートの床の上。よれた段ボールの中にありました。少なくとも18年以上は寒暖の激しいその場所に放置されていたはずです。 果たして飲めるものなのか、恐る恐るキャップをひねり、瓶口に鼻を近づけると、異臭はありません。考えれば蒸留酒ですから。未開封であれば腐るはずもない。埃まみれの瓶を洗い、記念に写真を撮りました。 父は酒好きで知られていました。以前お話ししまし ...

ココロノ フルサト

遺された写真にファインダーを覗く父を想う

2019/12/8    

実家の倉庫を片付けていると父の遺品のなかからまとまった量の写真が出てきました。ほとんどが社員旅行等で撮ったもので見知らぬ老若男女が笑顔で収まっていました。 父はカメラマニアでも、写真好きでもありません。ただ心に留まったものを記録しておきたい性分だったようです。俳句でも、スケッチでもなく、ほとんどのひとがそうであるように、手っ取り早い方法としてコンパクトカメラの写真がありました。 下の1枚はマレーシアのある都市の風景です。視点が少し高いようなので、たぶんバスか電車の座席から撮ったものでしょう。 なぜマレーシアと特定できるか、といえば、同日のほかの写真に「TAMPIN」と書かれた看板の立つ駅のホームが写っていたからです。ウィキペディアで ...

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