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ココロノ

ふと思い出したしみじみとした話、あるいは心にふわっとわいた考えを、とりとめもなく綴っています。巷の喧騒は基本スルーですが、ガマンがならぬことはあえてキツめに言わせてもらいます。

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「人生を楽しむんだよ」と叔母は言った

2019/12/8    

「人生を楽しむんだよ」と叔母は言った。あのひとらしい直球のアドバイスだった。 Photo by Jeffrey Czum from Pexels お歳暮のビールが届いた、とのお礼の電話。「エビス」はちょっと高いので家に残る娘さんが飲む。今年は「一番搾り」だったので、旦那さんが「俺のものだな」と喜んだという。変な家族である。 夏には嫁に出した下の娘さんの義父母の知り合いという農園に注文し豪華な葡萄の箱詰めを、秋には旦那さんが兄に米30kgを注文し贈ってくれる。それに対するわずかな返礼だ。 申し訳ないので、ある年断ろうとしたら旦那さんに「わかってないなあ」とたしなめられてしまった。 叔母は父を含む四人兄弟の末っ子だ。旦那さんも東北生まれ ...

ココロノ フルサト

納屋でみつけた八丈島の焼酎は亡父からのギフトか

2019/12/8    

実家の納屋を片付けていたら未開封の焼酎を発見しました。 八丈興発の麦焼酎「情け嶋 25度 700ml」と芋焼酎「鬼ごろし 25度 700ml」。 酒好きの父のこと。大切にしまっておいたものの、体を壊し、そのままになってしまったのでしょう。 発見した場所は昔牛小屋だったあばら家のコンクリートの床の上。よれた段ボールの中にありました。少なくとも18年以上は寒暖の激しいその場所に放置されていたはずです。 果たして飲めるものなのか、恐る恐るキャップをひねり、瓶口に鼻を近づけると、異臭はありません。考えれば蒸留酒ですから。未開封であれば腐るはずもない。埃まみれの瓶を洗い、記念に写真を撮りました。 父は酒好きで知られていました。以前お話ししまし ...

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ココロノ フルサト

遺された写真にファインダーを覗く父を想う

2019/12/8    

実家の倉庫を片付けていると父の遺品のなかからまとまった量の写真が出てきました。ほとんどが社員旅行等で撮ったもので見知らぬ老若男女が笑顔で収まっていました。 父はカメラマニアでも、写真好きでもありません。ただ心に留まったものを記録しておきたい性分だったようです。俳句でも、スケッチでもなく、ほとんどのひとがそうであるように、手っ取り早い方法としてコンパクトカメラの写真がありました。 下の1枚はマレーシアのある都市の風景です。視点が少し高いようなので、たぶんバスか電車の座席から撮ったものでしょう。 なぜマレーシアと特定できるか、といえば、同日のほかの写真に「TAMPIN」と書かれた看板の立つ駅のホームが写っていたからです。ウィキペディアで ...

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人間なら過労死レベル!「はやぶさ2」の健気な働きぶり

2019/12/6    

小惑星探査機「はやぶさ2」が地球帰還に向けエンジンの加速を開始しました。共同通信によると探査機はいったん地球に接近し、 カプセル投下後、本体は残った燃料を使って別の天体の探査に向かう 出典:KYODO 「はやぶさ2、帰還へ加速 主力エンジンを噴射」2019/12/3 11:58 (JST) とのことです。 前回「はやぶさ」は持ち帰った鉱物のカプセルを分離後、大気圏で燃え尽きました。任務を全うした後のその散りざまは日本人好みの美しさを湛え、感動を覚えました。 一方今プロジェクトの「その後」は「新たな任務のためそのまま飛び去る」というもの。僕はさらに胸を熱くしたのでありました。 点が三つあるとき、人間は顔を認識すると言います。それに似た ...

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賀来賢人 賛

2019/9/20    

俳優の賀来賢人さんの演技にうなっている。 邦画の出演作を観たわけではないが、CMだけで上手いがビンビン伝わってくる。 ちょっと前になるが綾瀬はるかさんとからむ日本生命のTVCMの退院患者のシーン。 あれに、やられてしまった。 寸分の途切れもなく彼は若者の苦しい入院事情をコミカルに演じていた。 たとえが伝わりにくいかもしれないが、それは歌のうまい人のメロディアスな歌声に似ている。 どこまでも途切れることなく“歌”が鳴っているのである。 そう、彼の演技はじつに自然で途切れることなく鳴っている。 それがリアリティを醸し、演じ手のフィルターを透明にし、シーンに没入させてくれる。 映画「用心棒」で旋毛風舞う村の通りを懐手の三船敏郎が鉄砲使いの ...

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