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毎日血圧を測っています。
5回計測し、最も高い値と最も低い値を除き、残り3値の平均を本日の血圧値としています。
たとえば本日は
上：128 133 141 138 129 ／3値の平均値＝133
下：76 78 83 77 81 ／3値の平均値＝79
というわけです。
ここから得た血圧値は「133と79」となりますが、これ自体は同時に測定されたものではなく、いわば仮想に過ぎません。
しかし般若心経が「色即是空」と教えるように、肉体自体が仮想の存在であるとしたら、この仮想の血圧値もまた僕の「平均値」として了解すべき事柄なのでしょう。
思えば僕は毎日「平均」のなかで生きています。
昨日は午前ウクライナの原発でロシア軍の砲撃により火災が発生したというニュースが飛び込みました。深く憂慮しましたが、夜になると管理棟が破壊され、原発がロシア軍の占領下となったという事実が伝わり、心配ではあるものの人類滅亡へと続く大惨事を免れたことでやや落ち着きを取り戻しました。
日本の僕の2月4日は平均すれば「ロシア侵略作戦の一歩前進」で留まった―――民主主義世界の崩壊危機であることに変わりはありませんが――というわけです。
一方、今朝のテレビでは有森也実さんがご自身の更年期を語っていました。女優をやめようかとさえ思うほど落ち込んだそうです。
また最近どこかのメディアで、ご主人が怒りっぽくなった原因が更年期によるもので治療により温厚な本来の姿に戻ったというお話も知りました。
生きているとこれが一生続くのかもしれないと気に病むことがありますが、人生のなかの大きな浮き沈みのひとつであると捉え「平均」してみれば、まあまあなんとかやってこれた人生と振り返ることができます。
こうして何事もそれを過ぎてから平均してみれば、当たり前ながらなんとか自分という身のうちに納まるわけで、やはり「生きてるだけで丸儲け」は格言であるなあ、と思うわけであります。
僕は今朝とても美味しく作れたポテトサラダの残りをトーストに添えていただきました。妻は僕の実家から送った夏みかんでジャムを作り今朝パンに塗ったとLINEで報告してくれました。
ウクライナに寄付金を送るかまだ決断しかねている僕は、心の平穏を「平均」で保っています。
2022年3月18日追記：やっと寄付先が見つかりました。武器を購入するためではなく、大きすぎる組織でもなく、直接的な人道支援活動に携わる在日ウクライナの方々による活動に少額ではありますが振り込ませていただきました。
今朝のNHKニュースで活動が紹介されました。
グループはＳＮＳなどで現地のボランティアを募集、日本で集めた草の根募金を元手に現地のボランティアたちが食料、医薬品などどこにどれだけ必要なのかをデータ化、届けるのは攻撃が激しく高齢者や病気の人たちが逃げきれず避難している場所がほとんど
出典：JCCテレビすべて
組織の活動・寄付口座は「Stand With Ukraine in Japan」のTwitterで確認できます。
