これは木箱にボタンを貼り付けたものです。作者はわがつれあい。断捨離を進めていたら食器棚の奥から出てきました。
だいたい手を動かすのが好きな人で、モノ作りを生業としているにもかかわらず、あるいはだからか、暇になると〇〇作りに手を出します。
そちらに没頭し始めるといつの間にか仕事が入るという具合で、商売の縁起担ぎの側面もあるようです。
しかしこの箱、どんな用途を目論んでいたのでしょう。聞くと使うのが目的ではなく、作ることが目的だから、特に用途などないとのこと。はい。聞いた僕が野暮でした。
minneなどで処分できないか、ふと考えましたが、クレームが返ってくるのがオチなのでやめておくことにしました。
何かを生み出すのが好きなひとは、それが仕事の場合は別ですが、自分の中で完結するので、他人の評価などあまり気にしません。するとこうした不気味なものを作ってしまうことがときどきあります。
まあ、こうして綴り散らかしている文章もライターをリタイア後の道楽のようなものですから、ガラクタに相違はありません。「想うがまま」などと乙に入ってるこのサイトもしょせん「木箱にボタン」。
ああ、考えてみれば、似た者夫婦でありました。