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母との同居日記009:温かいものは温かいうちに食べてほしいのです(解決編?)

というわけで、なるべく母の朝の用事が済んでから食事を出そうと、台所で様子をうかがいながら待機するこの頃でした。

しかし本日、ついに大幅な朝寝坊。7時の定刻を過ぎても起きる気配がありません。

そうでしょう。そうでしょう。よくわかります。このところ気温が低くてなかなか布団から出られない。僕もそうです。しかし朝食を作らなくてはならない義務感から、エイヤっと飛び出ているのであります。

たぶん母が独り暮らしのときは気ままに朝寝坊ができたのでしょう。ぜんぶセルフですから、どうにでも手が抜ける。

ところがめんどうなことに毎朝定刻に食事が用意されるようになってしまった。生活のリズムを息子に合わせることの煩わしさにいささか困惑しているかもしれません。

そこで僕は7時半を過ぎても起きてこない場合、先に朝食をいただくことにしました。母のぶんは温めればよいだけにしておき、あとはセルフです。

食後の器は台所のシンクに置いてもらい、あとで僕が洗うことに。

新ルールのあらましを母に相談すると快く受け入れてくれました。

このアイデアはじつは自分の過去の反省から生まれています。

朝食はいつもつれあいに作ってもらっていました。

子どもたちが中学生ぐらいまではどんなに遅く帰っても起床して食卓をともにすると決めていました。

その後、そうした必要もなくなり、ある日つれあいに無断で朝寝坊をするようになりました。彼女は僕が定刻に起きてくるつもりで朝食を作っていますから、まさに「美味しいものを美味しいうちに」の気持ちを踏みにじられたわけです。ダメージはきっと大きかった。

そういうことが何度か繰り返され、話し合いの後「いっしょに起きなかったら先に食べてるよ」ルールが発動されます。僕のぶんはありません。よくてスライスされたパンがひと切れあるのみ。あとはなんでもお好きなものをお好きなように自分で調理してお腹を満たしてくださいな、となりました。

じつはこの措置が助かった。いやMとかじゃなくて、朝寝坊の罪悪感がす~っと消えたのであります。おかげで存分に寝坊できるようになったのでした。

この経験から、母もきっと気が楽になるはずです。いや、そうあってほしい。

まだ完全な解決策を見つけたわけではありませんが、ストレス解消の手がかりをまたひとつ見つけました。

 

(注)このポストは老境を迎えた男が実家の母の世話をするため“単身赴任”で頑張る姿をお伝えするものです。同様の境遇にある方の慰めになれば幸いです。正直、僕自身のストレス解消のためなので多少乱暴な言い回しや相手を責める言葉が飛び出しますが、怒りは滑稽の証左とお許しください。深刻の闇に惑うのではなく諧謔の灯を掲げ明るく生きるため、今日も顔晴りました。

 

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