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母との同居日記008:温かいものは温かいうちに食べてほしいのです

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またグチです。お見苦しい部分もあるかと思うので、苦手な方は閲覧を中止してくださいね。

行動を正そうと進言するとモラハラになるし、仕事を取り上げてしまうとボケが進みそうで悶々としております、という話です。

昔々、知り合いの女性から離婚したご友人の話を聞きました。「あなたも注意しなさいよ」というご忠告です。

そのご友人はお料理自慢で旦那様のために丹精込めて食事の用意をしていました。しかしその旦那様、料理が出来上がっても、なかなか食卓につこうとしない。呼んでも生返事ばかりで、そのうち料理がどんどん冷めていく。せっかく美味しいものを作ったのに、美味しいうちに食べてくれないことが、どうにも我慢できなくなったそうです。

そればかりが離婚原因ではないでしょうが、結婚1年でさっさと別れてしまいました。

同じことがいま実家で起きています。

僕がそのご友人の立場、母が憎き旦那の立場です。

問題は朝食時に頻発しています

お湯を沸かし、キャベツと鶏肉のコンソメスープを温め、ウィンナをボイルし、バナナを半分ずつに切り、作り置きの茹でブロッコリーを取り分け、そこにマヨネーズをかけ、ヤクルト1本ずつを冷蔵庫から取り出し、茹で上がったウィンナにケチャップをかけ、パンをトーストし、座敷のこたつのテーブルの上に並べ、お茶を入れ、はい、いただきます、となると、さっきまで座っていた母が必ず立ち上がりウソウソと別の部屋へと歩き出すのです。

あるときはトイレに、あるときは仏さまへのお供えものを取りに、あるときは服用薬を取りに、あるときは意味不明に台所をうろうろと…またあるときは僕より遅く起きてくるのに、掃除を始めてしまいます。

TV欄を取り分けるためテーブルいっぱいに新聞を広げ、朝食が並べられないということもたびたびです。

そうこうしているうちに温かいものたちがどんどん冷めていくのでありました。

「それは後でいいんじゃない?」と忠告したくなりますが、モラハラになってはいけません。グッとこらえての静観です。

今朝は「もう終わった?ご飯にしていい?」と聞くと、したり顔で「ああ、いつでもいいよ」と答えたのに、また「いただきます」からの徘徊です。

反面教師として、自分が息子たちのお世話になるときはこうはなるまいと毎日勉強させてもらっています。と、理性を持ち出すのはかんたんですが、こればかりはどうにも腹の虫がおさまりません。親子なので離婚するというわけにもまいらず。

ああ、老母との同居ってホントむずかしいです。

 

(注)このポストは老境を迎えた男が実家の母の世話をするため“単身赴任”で頑張る姿をお伝えするものです。同様の境遇にある方の慰めになれば幸いです。正直、僕自身のストレス解消のためなので多少乱暴な言い回しや相手を責める言葉が飛び出しますが、怒りは滑稽の証左とお許しください。深刻の闇に惑うのではなく諧謔の灯を掲げ明るく生きるため、今日も顔晴りました。

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