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母との同居日記007:ポットが5台もあった

ポットが壊れました。上を押すとお湯が出る物で、相当の年代物でした。それがいよいよ押せなくなり、お湯が出なくなったのです。

早く電気湯沸かしポットに代えたいと思っていましたが、やはり使い慣れた物が母にはよいのだろうと我慢していたので、やれやれすっきりといった気分でした。

台所の隅の雑多なものが押しやられている場所に使いかけの電気湯沸かしポットがあります。トヨクニというメーカーのTP61という商品。こちらも見るからに年代物です。しかし肝心の電気コードが見つからない。ままよ、と1日電気なしで使ってみました。案の定、保温力が弱く、朝ヤカンで沸かしたお湯が夜には水になっていました。

よし最新の電気湯沸かしポットが買える、と意気込んだのも束の間、母は台所の棚を指さし「あそこにあるから取ってくれ」と言います。

なんと棚には3台のポットのストックがあるではないですか。つまりいままで実家には5台のポットがあった。

母が言うには、昔結婚式の引き出物にポットが流行った時期があったのだそうです。とにかくかさ張るもの、重いものがよしとされていた時代。文化的な生活に不可欠な家電が持ち帰れるというわけで人気を集めたのでしょう。

また冠婚葬祭は自宅でのふるまいが普通でした。大人数に対応するためポットはいくらあっても困らなかったものと思われます。

さて、母の指令で下ろした1台はZOJIRUSHI。こちらも電気湯沸かしポットでした。新品でコードもまっさら。ほぼ同様のデザインだったので、同年代の物に違いないと試しにそのコードを使ってみると、これがしっかり機能したではありませんか。

というわけで、実家のポットはただいま4台。たぶんこいつらは僕より長生きするものと思われます。

 

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(注)このポストは老境を迎えた男が実家の母の世話をするため“単身赴任”で頑張る姿をお伝えするものです。同様の境遇にある方の慰めになれば幸いです。正直、僕自身のストレス解消のためなので多少乱暴な言い回しや相手を責める言葉が飛び出しますが、怒りは滑稽の証左とお許しください。深刻の闇に惑うのではなく諧謔の灯を掲げ明るく生きるため、今日も顔晴りました。

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