いとこが小さな会社を経営している。久しぶりに会ったので「土日は休めてるの?」と尋ねる。客先から求められれば休日返上で対応するのが零細トップの責務である。同様の経験があるのでアイスブレイクのつもりで軽く話題を振った。
すると「ああ、休めてるよ」と言う。
「おお、いいじゃない。それなら昼から酒が呑めるな」と僕は、すかさず相手の懐に飛び込んだ。
すると彼は少しムッとした様子でこう返してきた。
「昼から酒を呑むような生活はしていない」
いや、参りました。僕はたびたび低俗な自分といっしょにして不興を買ってしまう。悪気はないのである。相手との距離を縮めたいがだけなのだ。ただデリカシーが足りていない。いつも急ぎ過ぎてドタバタの無礼をしでかし失敗してしまう。
自分の器量不足を棚に上げているのは重々承知でございます。でもね。生真面目さんとの会話は本当に難しい。