オカシミ

カタカナがおしゃれなのは海外だけだぞ

 

 

息子一家がディズニーシーへ行ってきた。おみやげにおバカTシャツを買ってきてくれた。

 

redtshirt

 

カタカナの大書が相当であるが、カラーのパッションもなかなかだ。父の日のタイミングに、還暦のお祝いである。

当日は修学旅行の中学生が多く、男子がお揃いで着ているのを見て、これに決めたそうだ。まあ、精神年齢にさほど違いはないから怒るわけにもいくまい。

孫娘ちゃんは、到着早々、レゴブロックを始め、リゾートハウスをつくりながら「あとでおじいちゃんにプレゼントするんだ」とつぶやいたので、なんと優しいと感激していたが、なんのことはない、このTシャツのことだった。

おやつの後、息子から孫娘ちゃんに包みが渡され、孫娘ちゃんの手から「はい、どうじょ」と贈られる。

こうなると、もう着せてみせるしかない。サイズがLで、ちょっと小さいかな、と思うも笑顔で首を通すと案の定ピッチピチ。お腹を少しへこませ、どうよ、と着姿を披露する。

当日は自宅である業者との仮契約が予定されていた。何度も打ち合わせようやく気ごころが知れたので、親愛の情を込め、このおバカTシャツで臨むことにした。

ピンポ~ン。仮契約にまでこぎつけた担当氏のよろこびが乗り移ったのか、いつもより軽快な音色だ。

僕も、彼がどんな顔でこの服装に相対するのか、たのしみでしようがない。

「はあ~い」と勢いよく玄関の扉を開ける。しかしそこに立っていたのは担当氏だけではなかった。若い女性が後ろで深々とお辞儀をしているではないか。初めてお目にかかるアシスタントの方だった。

「いやいや、〇〇さんだけだと思って、こんな格好でお出迎えしちゃいました」

夢の国へようこそ。どちらにとってもこころに残る契約日となった。

 

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