オカシミ

爺、村の新年会で秘密を抱え込む

昨日は村の班の新年会でした。10戸からご夫婦(親子)で参加するのが原則ですが、うちのように容易ならぬ家庭は単身での参加も認められています。

飲食店の一室を借り切った、送迎バス付の昼間の宴会。会費は料理代金として一人5000円。当年度の班長と翌年度の班長が折半で乾杯用のビール10本を自腹提供するのが決まりでした。ただ近所に飲み放題のお店がオープンしてからはそちらに鞍替えし自腹の決まりもなくなりました。会費からの持ち出しを気にせず各自自由に飲み物が注文できるようにもなりました。

10戸のうち呑み助が2人。僕ともう一人、体格の良い50代の若旦那です。席は当然近くに。「隣をハズした」とならないためのみんなの誠意と防衛です。

当日は雨模様で冷え込んでいたため、まずはビールの乾杯のあと、熱燗を徳利で注文。徳利は1合ということで、ならばと4本注文しました。

 

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わが部屋の担当は高校生と思しき女の子。当日は大変な混みようで皿の確保のためか、料理の上げ下げに大わらわ。ビールが出てない、料理が遅れるなどのトラブルはありましたが、件の彼女はよく働いていました。

さて、お目当ての熱燗がやってきました。まずは2本。彼女は両手に1本ずつ徳利の首を持ち、テーブル越しに渡そうと手を伸ばします。「腹はきっと熱々に違いない」直感的に悟った僕は、不覚にも彼女と同様に徳利の首に指を添えてしまいます。

そして起こった重なり絡みあう濃厚な指の接触。「まずい」と思いましたが、仕方ありません。ジュウジュウいってる鉄板の肉、カリカリのクルマ海老の塩焼きの上に落とすなどという失態は避けたい。何食わぬ顔で、しかと徳利の首を持ち、自分の前に置きます。

そして残りの2本。彼女は手際よくそれを僕のほうに。徳利に目をやると、なんと彼女、今度は腹を持っているではないですか。

「ああ、やっぱりさっきは不快だったよね。そうだよね」と心の中で大きくうなだれながら、僕はまたも何食わぬ顔で徳利の首のほうに手を伸ばしたのでした。

宴もたけなわ。「そんなに持てるのか」「(鉄板焼きの板が)素手で熱くないのか」などと厳格者で知られる先輩が彼女の片付け方にいちいち注文をつけています。僕は冗談交じりに「そんなに文句ばかり言ってると『うるせえク〇爺』と叱られますよ」と忠告しました。先輩は大笑いで実にウケたのですが、彼女はニコりともしません。

「酔っ払い。ク〇爺はお前だわ」と僕は自戒したのでありました。

 

 

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