抜け出せない過去

この記事は約2分で読めます。

昨夜も目が醒め、過去の過ちに苦しんだ。
還暦を過ぎて何を言っておるのかと笑われるかもしれないが
数多くの失敗を引きずっている。
いまの自分の振る舞いが全否定されるような
誰にも打ち明けられない秘密がたくさんある。
それが崩落する寸前の山裾の漏水のように
ちょろちょろとあちこちから染み出てくるのだ。
僕はその悪夢を振り払おうと声を上げる。
言葉はなんでもいい。一瞬でも忘れることができれば。
しかし止めどない漏水は容赦なく発生する。
宇宙の果てを思ったり、2の乗数を暗算したり、
PDAの三要素とはなどとさっきまで読んでいた本のおさらいをしたり、
とにかく他のことに没頭することで漏水から目を背けてみる。
そのまままた眠りにつけることもあれば、
そうでないときもある。
そんなときはスマホの電源を入れ、SmartNewsを開く。
Twitterを確認する。ポケモンGOを始めたりする。
そしてInstagramのReelsで1時間、2時間と夜をやり過ごす。
トイレに行き、水を飲み、5時ごろまた目を閉じてみる。
そんな僕にもただひとつ救いの芽のようなものがる。
それは「生き物は最善の選択しかできないようにできている」ということだ。
昼間、意識がしっかりしているときは、自分で発明したその方便を思い出し
やり過ごすようにしている。
どんな過ちももう取り消すことはできない。
ならばいま生きている自分を全肯定する以外にないではないか。
ひとが決断をするとき、あらゆる条件を取捨選択し、
最もよい選択をするはずだ。悪いと判断したら即排除するはずである。
すなわち、いまの自分はその時々の能力(身の丈)によって
可能な限り最善の選択をしてきたたくさんの延長線の集大成なのだ。
だから過去の自分を赦し、いまを生きる。それこそが重要ではないか。
しかし夜の愚者は、そんなことをすっかり忘れまた布団の中で身をすくめる。
いつになったら蜘蛛の糸に手を伸ばすことができるのか。
頼みの綱は天国にいる昼間の自分以外誰もいない。

スポンサーリンク
ココロノ
mysorayoriをフォローする
ロマグレ
タイトルとURLをコピーしました